音声ファイル作成時の注意点
面接を行う際の注意事項
・面接は1対1(面接者と被面接者一人ずつ)で行うこと。
・本物の治療や相談での面接を行うこと。ロールプレイであってはいけない。
(もしあなたに患者や来談者に接する機会がない場合、もしくはあなたの所属機関から録音および事例提出の許可が出ない場合には、リアルプレイであれば可能)
・面接の内容としては、標的行動(Target Behavior)が明確な事例であること。また、その標的行動が何であるかを、コーディング申し込み用紙に記載すること。
・録音はmp3形式での保存を行い、ファイル容量は45MBを超えないこと。(音質にもよりますが、目安としておよそ1時間以内)
・録音は少なくとも20分の長さがあり、中断や編集を含まないこと。ただし、mp3形式以外で保存されたファイルをmp3形式に単純に変換するのは可
・明瞭に聞き取れる録音であること(面接者も被面接者も)。
・録音の最初には被面接者が録音と録音の解析について同意する趣旨の発言から始まることが望ましい(推奨されるが必須ではない)。
・被面接者を特定できるいかなる情報も含まないこと(フルネームが推定されるような呼称は避けること)。
リアルプレイを台無しにしてしまう三大方法
①対象者の選択を間違える
・対象者のことをあまりにもよく知っており、想像しすぎてしまう。
・面接が深くなるにつれて、面接を表面的なものとしようとする暗黙の合意が面接にあらわれ、非常にぎこちない感じになるかもしれない。
・もしくは、相手が
あなたを助けたがりすぎるかも!
その話題について実はあまりアンビバレントでないかもしれない
その話題について本当はあんまり話したくないかもしれない
「良い患者」を演じようとしてしまうかもしれない
MIとしてふさわしくない話題を選んでしまうかもしれない
②MIのスキルを伝えるには適さない場所・場面を選んでしまう
・忙しい職場の真ん中
・自宅の台所
・通りを歩きながら
・喫茶店で
・近所のバーで
・面接者の家で夕食後に飲みながら
③適さない機材を選択する
・テーブルの上の電話機
・録音の質は信頼できない手軽な携帯用装置
・ビデオカメラ
・マイクのついていない古いカセットレコーダー